手作りのおから入りのハンバーグがパサついた場合、考えられる原因はいくつかあります。
水分が足りないこと、こねる際にひき肉の脂が抜けてしまうこと、焼き過ぎ、です。
焼いたあとに復活させるのは難しいですが、煮込みハンバーグやロールキャベツ、ミートソースなどにアレンジすれば、美味しく楽しめますよ!
パサつく原因や改善策、失敗のないおからハンバーグ作りのポイントについてご紹介します。
おからハンバーグがパサつく原因
おからハンバーグが乾燥してしまう主な原因は、おからに必要な水分が足りないことです。
おからをひき肉と混ぜる前に、十分に水分を含ませることが大切です。
だし汁などをおからに含ませると、しっとりとしたハンバーグが作れます。
だし汁以外には、牛乳を使う方法もありますので試してみてください。
また、生おからと乾燥おからでは水分量が全く違うので、必ずレシピを確認してくださいね。
そしてもう一つ。
ひき肉とおからを混ぜる際には、ひき肉の脂を溶かしてしまうのもパサパサの原因になるので注意が必要です。
混ぜ合わせた後は、冷蔵庫で30分ほど冷やしてから練り混ぜると良いでしょう。
焼き過ぎも、パサパサの原因になるので気を付けてみてくださいね。
パサついたおからハンバーグを復活させる方法
一度パサパサしてしまったおからハンバーグを完全に復活させるのは難しいですが、リメイクして楽しむ方法はいくつかあります。
例えば、煮込みハンバーグやロールキャベツ。
その他には、ハンバーグを崩して、ミートソースの具にしたり、チャーハンやお好み焼きの具にすることもできますよ。
少し手間がかかりますが、崩したハンバーグは、コロッケやがんもどきに変えることもできます。
おからハンバーグを煮込みハンバーグやロールキャベツにリメイクする
乾燥したハンバーグは、煮込むことで美味しい料理に変身します。
コンソメ(洋風だし)とトマトケチャップや、トマト缶を使って煮込むと良いでしょう。
じゃがいも、にんじん、きのこなどを加えて煮込むのも美味しいです。
また、和風スープで煮込む方法もあります。
白菜やきのこを加え、片栗粉でとろみをつけると良いでしょう。
ひと手間加えて、ゆでたキャベツで包んで煮込むと、ロールキャベツになりますよ。
洋風だしで煮込んでもいいですし、トマト缶をプラスしてトマト味にしてもいいですね。
崩してミートソースやコロッケ、チャーハン、お好み焼きに
また、おからハンバーグは、崩してミートソースやナポリタン風にしてもいいです。
いったんトマト味の煮込みハンバーグにして、ハンバーグが残ったら崩して茹でたパスタを加えてもいいですね。
おからハンバーグをほぐしてじゃがいもと混ぜ合わせ、コロッケにするのも良い方法です。
コロッケはホクホクした食感が魅力なので、パサつきも気にならないでしょう。
じゃがいもの水分を飛ばし過ぎないように、気を付けてくださいね。
崩したハンバーグは、お好み焼きの具材としても使用できます。
ハンバーグを崩して、チャーハンやケチャップライスなどに加えてもいいですね。
おからハンバーグをがんもどき風にリメイク
パサパサのおからハンバーグにひと手間加えて、がんもどき風にリメイクすることもできます。
水切りした豆腐に、長芋と溶き卵、崩したハンバーグを加えて揚げましょう。
がんもどきのように、ひじきやにんじん、しいたけなどを追加してもおいしいです。
豆腐はキッチンペーパーで包み、ザルなどに置いて、上から少し重しをして数時間水を切ります。
水が切れたら、裏ごし器やフードプロセッサーで滑らかにします。
おからハンバーグも潰しておきましょう。
滑らかになった豆腐に、すりおろした長芋と溶き卵を加えます。
その後、おからハンバーグを混ぜ込みます。
ハンバーグに味付けをしていると思うので、少し塩と砂糖を追加すとよいでしょう。
がんもどきを成形する際には、手にサラダ油を少し塗って丸めると、揚げた時に美しい仕上がりになります。
しっとり美味しいおからハンバーグの作り方のコツ
おからハンバーグをより美味しく作るためのコツをご紹介します。
おから入りではなく普通のハンバーグでも、ひき肉の脂が溶け出すとパサつく原因になるので、こねるときは注意が必要です。
炒めた玉ネギは、粗熱が取れるまで置いておきます。
ひき肉と塩をあらかじめ混ぜ合わせ、冷蔵庫で冷やしましょう。
ヘラなどで混ぜてもよいです。
おからは、だしを吸わせて冷ますか、冷たい牛乳にひたしましょう。
冷たいひき肉、おから、冷めた玉ネギ、コショウ、卵を混ぜ合わせます。
すりおろした山芋や、マヨネーズを加えてもよいです。
ハンバーグを形成する際、手が温かい場合は、まず水で洗いましょう。
片面を焼いた後、ひっくり返し水を加えて蒸し焼きにします。
ケチャップとソースの定番の味にしたり、醤油・みりん・砂糖で照り焼きにしたり、大根おろしと醤油やポン酢で食べたりと、お好みの味付けで食べましょう。
まとめ
おからハンバーグがパサつくときは、おからの水分が不足していたり、肉の脂が溶け出していたり、焼き過ぎている可能性があります。
一度乾燥してしまったおからハンバーグを、もとのしっとりとした状態に戻すのは難しいものです。
そのため、乾燥したハンバーグは、別の新しい料理へとアレンジすることをお勧めします。
煮込み系が簡単ですね!