Amazonでのお買い物において、各商品には「トラッキングID」と称される12桁の番号が割り当てられます。
この番号を通じて、荷物の現在位置や配達状況を確認することができます。
トラッキングIDは、配送状況の追跡や再配達のリクエスト時に利用されるため、通常の注文番号とは異なる機能を持っています。
このIDは注文履歴ページから容易にチェック可能です。
Amazonでは、自社での配送の場合と、ヤマト運輸などの外部配送業者を利用する場合がありますが、トラッキングIDの形式が異なることもあります。
どちらの場合も、配送プロセスを明確に追跡することができるようになっています。
本記事では、異なる配送業者ごとのトラッキングIDの違いや、配送上のトラブル発生時の対応方法についても詳しく解説しています。
AmazonのトラッキングIDの詳細
AmazonのトラッキングIDの基本情報とその確認方法について説明します。
- トラッキングIDとは何か
- 「DA」や「99」から始まるトラッキングIDの特徴
- Amazon Delivery Provider(ADP)とは
- トラッキングIDの確認手順
- 荷物の配送状況の確認方法
- トラッキングIDと注文番号の違いについて
トラッキングIDの基本情報
Amazonで配送される各商品には、独自のトラッキングIDが付与され、この12桁の識別番号を用いていつでもオンラインで配達状況を確認することが可能です。
トラッキングIDには主に以下の2種類が存在します。
- 数字のみで構成される12桁のトラッキングID
- 「DA」や「99」で始まる12桁のトラッキングID
前者は主に外部の大手配送業者が担当する商品のIDであり、後者はAmazonが直接配送を行う商品のトラッキングIDです。
Amazon直送商品専用のトラッキングIDの解説
以前にも触れたように、「DA」や「99」で始まるトラッキングIDは、Amazonが独自の管理システムを通じて直接処理する商品に使用される固有の識別番号です。
このシステムにより、Amazonは商品の配送、追跡、さらに再配達の手続きまでを自身で行います。
これらの商品の配送情報には、「Amazonが配送」「配送業者Amazon」と表示されますが、実際にはAmazonが提携する各地域の配送業者、略して「ADP」(アマゾン・デリバリー・プロバイダ)が配送業務を担当しています。
ADP(アマゾン・デリバリー・プロバイダ)とは何か?
ADPは、Amazonと業務提携している地域の配送業者のことを指し、日本全国の配送を支えています。
インターネット上ではADPに対する評価が分かれていますが、これは配送を担当する具体的な業者やドライバーによる違いが影響しています。実際に、多くのユーザーが大手配送業者と同等の品質を感じています。
私自身も最近Amazon直送の荷物を受け取った経験がありますが、他の大手配送サービスとの差を感じることはありませんでした。
AmazonでのトラッキングIDの確認方法
Amazonで商品を購入すると、それぞれの商品にはトラッキングID(お問い合わせ番号)が割り当てられます。
この番号はAmazonの注文履歴から簡単に確認することが可能です。
手順はアプリでもPCでもほぼ同じです。
まずはAmazonのショッピングアプリを開き、画面下部にある人型アイコンをタップします。
次に、注文履歴を開き、配送状態を確認したい商品を選択してください。商品を選択後、「配送状況を確認」をタップし、「さらに表示」を選ぶと、トラッキングIDと詳細な配送情報が表示されます。
この情報には少し時間差があるため、最新の状態ではない可能性がある点を理解しておくと良いでしょう。
Amazonが直接配送する商品では、「DA」や「99」で始まるトラッキングIDが用いられ、同じ画面から再配達の手続きを行うことができます。
ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便による詳細追跡
Amazonが配送を担当しない商品は、ヤマト運輸、佐川急便、または日本郵便が配送を行います。
これらの業者はそれぞれ独自のトラッキングシステムを持っており、オンラインで簡単に配送状況を追跡することが可能です。
各配送業者のウェブサイトにアクセスし、トラッキングIDを入力すれば、リアルタイムの配送状況を確認できます。
- ヤマト運輸の場合は、荷物お問い合わせシステムで送り状番号を入力。
- 佐川急便では、お荷物問い合わせサービスでお問い合せ送り状NOを入力。
- 日本郵便の場合は、個別番号検索でお問い合わせ番号を入力。
Googleを使用した追跡方法
Googleの検索バーにトラッキングIDを直接入力し検索することでも、配送状況を確認できます。
検索結果からヤマト運輸、佐川急便、または日本郵便の該当するサービスを選択すれば、即座に配送情報が表示されるため、迅速に現在の状況を把握することができます。
トラッキングIDと注文番号の違い
Amazonで注文を行う際、各注文には注文番号が割り振られますが、トラッキングID(お問い合わせ番号)はこれとは異なる情報です。
トラッキングIDは配送業者によって異なる名称で呼ばれることがあります。
- ヤマト運輸での呼称は「送り状番号」
- 佐川急便では「お問い合せ送り状NO」
- 日本郵便では「お問い合わせ番号」とされています。
トラッキングIDが表示されない理由
Amazonでは通常、購入した商品ごとにトラッキングIDが付与されますが、いくつかの理由で表示されない場合があります。
商品がまだ発送されていない場合
商品が「発送済み」になるとトラッキングIDが発行されます。
注文状況が「◯月◯日に注文済み」と表示されている場合は、まだ商品が発送されていないためトラッキングIDは生成されていません。
また、出荷直後は情報がシステムに反映されるまでにタイムラグが生じることがありますので、少し時間を置いてから再確認が必要です。
なお、商品配送完了から50日後にはトラッキングIDの情報が表示から消えることもあります。
Amazonマーケットプレイスでの購入時
Amazonマーケットプレイスから購入した商品で、特に普通郵便で送られる場合、トラッキングIDが付与されないことがあります。
これにより、配送状況を追跡することができません。
問題が生じた場合は、注文履歴から「注文に関する問題」を選択し、「出品者に問い合わせる」をクリックして、問い合わせ理由を選んでコメントを入力し送信します。
ポスト投函の場合
日本郵便を利用したポスト直接投函の配送方法では、追跡情報が提供されない場合があります。
「ほしいものリスト」からの購入時
他人の「ほしいものリスト」から商品を選び、プレゼントとして直接送る場合、トラッキングIDが発行されないことが一般的です。
これは、贈り物としての配送特性によるものです。
再配達の手続き方法
配送時に不在だった場合、再配達を依頼する方法は非常に簡単です。
配送業者がAmazonの場合
Amazonが自ら配送を行う商品には、「DA」や「99」から始まるトラッキングIDが付与されており、Amazonの提携する配送業者ADPが配送を担当します。
Amazonのウェブサイトやアプリにある「注文履歴」から手軽に再配達を申し込むことができます。
以下の手順を参考にしてください。
- 「注文履歴」を開く
- 再配達を希望する商品を選ぶ
- 「再配達を依頼する」をタップ
- 再配達希望の日付と時間帯を選択し、再度「再配達を依頼する」をタップ
- 「注文が正常に再スケジュールされました」と表示されれば完了です。
不在票がない場合でも、注文履歴から直接手続きが可能です。
不在票がある場合は、以下の自動音声サービスを通じて再配達を依頼できます。
- 自動音声受付: 0120-899-068(通話料無料)
何か問題が発生した際には、Amazonカスタマーサービスに連絡することが推奨されます。
配送業者がヤマト運輸、佐川急便、日本郵便の場合
Amazon以外の配送を担当するヤマト運輸、佐川急便、日本郵便などの場合、受取人不在時にはポストに不在通知票が入れられます。
この不在通知票を利用して、簡単に再配送を手配できます。
不在票に記載されたQRコードをスキャンすることで手続きを進めることができます。
その他にも、配送業者の公式ウェブサイト、電話、LINEなど複数の方法で再配達を申請することが可能です。
最も便利な方法を選んでください。
Amazonで不在時に再配達を依頼する方法
Amazonから直接配送された商品で不在票がない場合も、簡単に再配達を手配することができます。
以下に手順を説明します。
まず、Amazonのウェブサイトまたはアプリを開き、「注文履歴」へアクセスします。
再配達を希望する荷物を選び、「再配達を依頼する」をタップして、希望する再配達日と時間帯を指定します。
設定後、もう一度「再配達を依頼する」をタップして手続きを完了させます。
手続きが成功すると、「注文が正常に再スケジュールされました」と表示されます。
他の配送業者、例えばヤマト運輸、佐川急便、日本郵便を利用している場合は、配送業者に直接連絡を取ることをお勧めします。
連絡を取る前に、Amazonの「注文履歴」からトラッキングIDを確認し、記録しておくとスムーズです。
この12桁の数字は、配送の問い合わせや荷物の確認に使いますので、注文番号と混同しないよう注意してください。
Amazon商品が届かないときの対応策
Amazonではさまざまな配送業者と協力していますが、商品が届かない場合は配送業者への問い合わせが第一歩です。
配送業者がAmazonの場合
Amazonのデリバリープロバイダ(ADP)による配送を利用している場合、注文履歴から配送状況を確認することができます。
しかし、「◯月◯日にお届け済み」と表示されているにも関わらず商品が届いていないなどの矛盾が発生した場合は、Amazonカスタマーサービスに直接連絡を取ることが必要です。
問題に該当するオプションを選択し、「カスタマーサービスへ連絡」をクリックしてください。カスタマーサービスは電話またはチャットで対応しており、「今すぐ電話をリクエストする」を選ぶと迅速に対応してもらえます。
配送業者がヤマト運輸、佐川急便、日本郵便の場合
これらの配送業者を利用している場合、直接配送業者に問い合わせることが最も効果的です。
問い合わせる前に、「注文履歴」からトラッキングIDを確認し、控えておくと良いでしょう。
この12桁の数字は配送状況の確認や荷物追跡に必要ですので、注文番号と間違えないように注意してください。
Amazonの地域配送業者ADPの利用を避ける方法
ADP(アマゾン・デリバリー・プロバイダ)は、Amazonが地域ごとに提携している小規模な配送業者です。
これにはSBS即配サポート、TMG、遠州トラック、ギオンデリバリーサービス、札幌通運、ヒップスタイル、丸和運輸機関、ロジネットジャパン西日本、若葉ネットワークなどが含まれます。
これらはヤマト運輸や佐川急便といった大手配送業者とは異なり、Amazonが大量の配送需要に対応するために利用している業者です。
配送業者を直接指定することはできませんが、もし大手配送業者を望む場合、ADPを避ける方法はいくつかあります。
例えば、商品を自宅以外で受け取ると、ADP以外の配送業者が利用されることがあります。
コンビニ受け取りを選択する場合、ローソンでは日本郵便が、ファミリーマートではヤマト運輸が配送を行うため、ADPの配送を回避できます。
また、Amazon Hubやヤマト運輸の営業所での荷物受け取りも、ADPを避ける有効な手段です。
これらの受取場所を選ぶことで、異なる配送業者による配送サービスを利用できます。
さらに、支払い方法に代金引換を選択すると、ヤマト運輸や日本郵便が配送業者として指定されることが多くなります。
以前は、時間指定やAmazonマーケットプレイスからの商品購入時にも大手配送業者が主に利用されることがありましたが、現在はその保証はありません。