自宅でキッシュを作る計画を立てていて、専用の型が手元にないことに気がついた時は、家にある他の道具を上手く利用してみましょう。
キッシュを頻繁に作るならまだしも、そうでなければ、わざわざ専用型を購入するべきか悩むでしょう。
キッシュ型の代わりには、ケーキやパイ型、耐熱のガラスや陶器の皿、鉄のフライパン、使い捨てのアルミのパイ皿などが使えます。
キッシュ専用の型は底が取れるものが多く、この点がタルト型との違いになりますが、兼用できるものがほとんどなので、タルト型との明確な違いは見当たりませんでした。
今回は、キッシュの専用型がないときに役立つ、家にある便利な代替品を紹介します。
キッシュ作りに役立つ代替品
さっそく、キッシュ作りに役立つ代替品を紹介していきます。
ケーキ型
ケーキ型、特に底が取り外せるタイプは、キッシュ作りに非常に便利です。
ケーキ型を使えば、完成したキッシュを簡単に取り出せます。
パイ生地やタルト生地を使わないキッシュを作る場合、型にバターを塗ったり、クッキングペーパーを敷くと、取り出しやすさが向上します。
パイ皿
薄底のパイ皿も、キッシュの型代わりとして大活躍します。
テフロン加工されていれば、取り出しもスムーズです。
パイ皿にクッキングペーパーを敷けば、後片付けも楽ちんになります。
耐熱ガラス容器
大きめの耐熱のガラス容器も、キッシュ型の代わりに使えます。
オーブンからそのまま食卓に出せる利便性がありますが、生地がくっつきやすい点には注意が必要です。
そのため、パイ生地（タルト生地）を先に焼くか、生地なしのキッシュを作ることをお勧めします。
陶器製の深皿
陶器製の深皿も、キッシュ作りに適しています。
熱が均等に伝わりやすく、焼き上がりが良好で、取り出しやすいのが特徴です。
鉄製フライパン
オーブンに入るサイズの鉄製フライパンを使えば、フライパンで具材を炒めた後、そのままオーブンでキッシュを焼くことができます。
これにより、準備と後片付けが手軽になります。
アルミ製パイ皿
使い捨てのアルミ製パイ皿も、キッシュ作りには有効です。
耐久性は少し弱いですが、後片付けが簡単で、持ち寄りイベントやプレゼントにも便利です。
アルミは熱伝導率が高いため、焼き加減が変わってくるかもしれません。
キッシュとタルトの型選びとその使い分け方
キッシュを作る際、わざわざ専用の型を持っていなくても問題ありません。
市場に出回っているキッシュ型とタルト型は、しばしばどちらも使えるものがありますが、キッシュ専用の型は底が取り外せるタイプが多いのが特徴です。
一方で、欧米では家庭でキッシュを焼く時に、専用の金属製型を使うことは少なく、陶器製やタルト型としても使えるものを用いることが一般的とのこと。
最近では、パイ生地（やタルト生地）を使わないレシピもよく見かけますが、キッシュの基本はパイ生地（やタルト生地）を敷くことにあります。
つまり、パイ生地が敷きやすく、適切な深さを持つ容器であれば、キッシュ作りに適していると言えます。
オーブンから直接食卓へ出せるような耐熱容器は、使い勝手が良く、見た目にも美しいためおすすめです。
タルト型でキッシュを美しく仕上げるコツ
タルト型を使ってキッシュを作る時、底が外せないため、しばしばパイ生地が型に張り付き、取り出しに苦労することがあります。
これは、底部のパイ生地が十分に焼けておらず、型に密着してしまうためです。
タルト型でキッシュを作る際には、具を入れる前にパイ生地の底だけをあらかじめ焼いておくことで、取り出しやすくなります。
この工程は少し手間に感じるかもしれませんが、パイ生地をしっかりと焼くことで、問題なく取り出せるようになります。
パイ生地を使わないキッシュの場合も、しっかりと焼いて、少し冷まして固まれば、型から簡単に取り出せます。
型にくっつくのが心配な場合には、あらかじめ型にバターを塗るか、オーブンシートを敷いておくと良いでしょう。
まとめ
手元にキッシュ専用の型がない場合でも、ケーキ型、パイ皿、耐熱のガラス容器や陶器など、自宅にある様々な容器を使ってキッシュを作ることが可能です。
オーブンでの使用が可能で、パイ生地を敷き、卵液を足すのに十分な深さがある容器であれば、基本的にどのような容器もキッシュ作りに適しています。
キッシュの専用型は、底が取れるタイプが多いですが、陶器や耐熱ガラス製のタルト皿を好んで使用している方もいます。
完成したらそのままテーブルに出せることや見栄えの良さ、また、後片付けの簡単さがとても便利なためですね。