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コーヒーゼリーが固まらないのはなぜ?原因や対処法、上手に仕上げるコツなど

コーヒーゼリー お菓子・果物

ゼラチンを使ってコーヒーゼリー(コーヒージェリー)を作る際、しばしば遭遇する問題があります。

それは、ゼリーが思うように固まらないことです。

これはよくあるトラブルで、ゼリーを待ちわびていた時のがっかり感はなかなかのものです。

コーヒーゼリーが固まらないのは、ゼラチンの量が足りなかったり、ちゃんと溶けていなかったり、煮立たせてしまった場合が多いです。

そこで、今回はゼリーが固まらない原因と対処法、上手に固める方法を解説します。

コーヒーゼリーが固まらないのはなぜ?

ゼラチンを使ってコーヒーゼリーを作った時に固まらない主な理由は、以下の4点です。

  • 使用するゼラチンの量が不足していること
  • ゼラチンがちゃんと溶けていない
  • ゼリー液を煮てしまったこと
  • 冷やす温度が高すぎた場合

これらの点について、詳しく見ていきましょう。

ゼラチンの量が足りない

ゼリー作りにおいて、ゼラチンの量が足りないと、期待したように固まらないことがよくあります。

ゼラチン量は、ゼリーの硬さを決める重要なファクターです。

通常、ゼリー液の1.2%のゼラチンで柔らかいゼリーが、2~2.5%で硬めのゼリーができます。

1.2%未満ではうまく固まらないので、注意が必要です。

私は柔らかいゼリーが好きなので、どこまでゼラチンを減らせるか試したことがあります。

ギリギリのラインで作っていると、ちょっとコーヒーが多かったり、ちょっとゼラチンが少ないと固まらないということがあるので、ちゃんと量ることが大切です。

ゼラチンがちゃんと溶けていない

ゼラチンを加えた時に混ぜ方が足りず、ちゃんと溶けていない場合に、底の方だけ固まっていることも考えられます。

その場合は、もう一度ゼリーを70~80℃くらいに温め、しっかり混ぜてゼラチンを溶かしましょう。

ゼリー液を煮た場合

ゼラチンをしっかり溶かそうと思って、ゼリー液を煮た場合、固まらない可能性があります。

寒天でゼリーを作る時は、ちゃんと煮溶かさないと溶けないので、ごっちゃになっているかもしれませんね。

ゼラチンは、寒天と違い、温度が高すぎると性質が変わってしまうそうなのです。

これがゼリーが固まらない理由の一つです。

ゼラチンは、70~80℃くらいで溶かすようにしましょう。

商品によっても、ゼラチンを溶かす最適温度が違う場合があります。

温度については、必ずパッケージに記載されているので、一度確認してみてくださいね。

冷やす温度が高すぎた場合

ゼリーを常温で固めようとする方はいないかなと思いますが、気温が高い場所ではゼラチンは固まりません。

ゼリーが冷めたら、冷蔵庫で冷やしましょう。

3時間くらい待っても固まらなければ、上の二つの原因が考えられます。

ゼラチン不足で固まらない時は、再加熱してゼラチンを追加してもOK

固まらないコーヒーゼリーに、後からゼラチンを加えることは可能です。

コーヒーゼリーが固まらなかった場合、追加のゼラチンを使って固め直すことができます。

 

最初に、コーヒーゼリー液を鍋に戻し、70~80℃まで温めます(レンジ加熱でもOK)。

そこにゼラチンを加え、よく混ぜて溶かした後、容器に移します。

粗熱を取ったら、冷蔵庫でしっかり冷やしましょう。

 

ただし、コーヒーを温め直すことで、少し風味が落ちる可能性はあります。

また、どのくらいゼラチンを加えるかが悩みどころです。

もともとの珈琲とゼラチンの量がわかれば、1.2~2.5%のゼラチン量を目指せばよいということになりますが、適当に作ってしまったりしてわからない場合は、ちょっと足して試してみるくらいしかできません。

 

それでも固まらない時は、ゼリーを崩してグラスに入れ、牛乳やアイスコーヒーなどを加えてゼリー入りのドリンクとして楽しむのも一つの方法です。

私もたまに、牛乳に柔らかいコーヒーゼリーを崩して加えることがあります。

抹茶ラテなども合いそうですね。

 

「分量がわからないからコーヒーゼリーを新しく作り直したい」という方もいるでしょう。

その場合は、新しく作り直すとよいでしょう。

固まらなかった珈琲ゼリーについては、そのまま飲むこともできますし、牛乳を加えてカフェオレにしてもOKです!

コーヒーゼリーのおいしい作り方のポイント

コーヒーゼリーを美味しく作るためには、ちゃんと分量を量ること、ゼラチンを入れて煮立たせないこと、よく混ぜることがポイントです。

分量は正確に量る

コーヒーゼリーを作る際、コーヒー液やゼラチンの分量を正確に量ることは重要です。

これは料理全般に共通することですが、ゼリーの場合は、ゼラチンの割合で柔らかさが変わるので大切です。

適当な計測は避けましょう。

正確に量っておけば、次回、ちょっと硬めにしたいとか、やわらかめにしたいという時にも役立ちます。

ゼラチンの溶かし方

ゼラチンは、以前は少量のぬるま湯でふやかしてから使っていましたが、今は、温めた液体にそのままふり入れて使えるものがほとんどです。

コーヒーゼリーを作る際には、70~80℃くらいのコーヒーに、ゼラチンをふり入れましょう。

砂糖はお好みで加えてください。

そして、よーく混ぜて溶かします。

 

煮立たせてしまうと固まらないことがあるので気を付けてくださいね。

(煮立たせなければ問題ないですが、65℃くらいが良いなど、商品によってゼラチンを溶かす温度が違う場合があるので、パッケージを確認してみてください)

 

ちなみに、私は砂糖を加えずに作り、後からシロップと牛乳をかけて食べることが多いです。

バニラアイスを乗せて食べるのも美味しいそうですよ。

材料を均一に混ぜる

先ほどもお伝えしましたが、コーヒー液とゼラチンをよく混ぜ合わせることが大切です。

きちんと混ざっていないと、ゼリーにムラができ、固まりにくくなることがあります。

粗熱を取って冷蔵庫で冷やす

コーヒーゼリーが適切に固まるためには、約12~15度の温度が必要です。

作ったゼリーは熱いまま冷蔵庫に入れずに、常温で冷ますか、氷水で冷やすなどして粗熱を取りましょう。

その後、冷蔵庫に入れましょう。

ゼラチンの量が2%くらいの硬めのゼリーで1時間くらい、1.2%くらいのゆるいゼリーは3時間くらいで固まります。

まとめ

コーヒーゼリーを上手に作る秘訣は、ゼラチンの使い方にあります。

ゼラチンの特性をしっかり理解すれば、簡単においしいコーヒーゼリーを作れます。

大切なのは、材料の量を正確に測ること、ゼラチンを煮ないこと、そして作ったゼリーを冷蔵庫で冷やすことです。

このヒントを参考にして、皆さんも失敗のない美味しいコーヒーゼリーを作ってくださいね。